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【応用情報】用語集[ひ]

ヒープソート

 降順の場合では、まず、未整列のデータをヒープ(heap)と呼ばれる各節の値に「親がもつデータ≦子がもつデータ」という関係をもたせた順序木に作成し、これを配列で表現する。そして、ヒープの根(配列の先頭)となった最小値を取り出し、既整列の部分に移し、ヒープを再構成する。

 ヒープソートは、このような「根(最小値)の取出し」→「ヒープ再構成」という操作を繰り返して、未整列部分を徐々に縮めていく整列法。高速に整列できるが、安定ではないことろに特徴がある。

 なお、ヒープソートでの計算量はO(nlog2n)となる。

ビュー

 ディスク装置上に存在し、実際にデータが格納される表の事を実表という。それに対しビューは、実表の一部、あるいは複数の表から必要な行や属性(列)を取り出し、あたかも1つの表であるかのように見せかけた仮想表のこと。しかし、仮想表といっても、利用者からみれば実表と同じで、データを検索するだけであれば制約はあるものの同様に操作することができる。

 ビューを定義・使用することには、以下のようなメリットがある。

 ・あくまでも仮想の表なので、対象となった元の表(基底表)の列名と異なる名称で定義することができる。

 ・ビューに定義することで情報を公開し、ビューに定義しないことで情報を非公開とすることができる。

 ・元の表に新たな列が追加されても既存のビューには影響がなく、再定義する必要がない。