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【応用情報】用語集[ら]

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ライトスルー方式

 CPUからデータの書込み命令が発生したとき、キャッシュメモリと同時に主記憶にも書込みを行う方式。両社の内容が必ず一致するのでデータの一貫性(コヒーレンシ)は保持できるが、主記憶への書出しが終わるまでCPUは別の処理に移行できないため高速性といった面でのデメリットがある。

ライトバック方式

 CPUからデータ書込み命令が発生したとき、キャッシュメモリにだけデータを書き込んでおき、主記憶への書込みはキャッシュメモリからそのデータが追い出されたときに行う方式。CPUは、主記憶へ書き込む時間を待たなくてすむためライトスルー方式に比べ高速性は得られるが、主記憶への書込み(キャッシュメモリ上の更新されたデータの主記憶への反映)は、後になるので、キャッシュメモリと主記憶間のデータの一貫性(コヒーレンシ)を保持できないといったデメリットがある。

ラウンドロビンのレビュー

 レビュー参加者が持ち回りでレビュー責任者を務めながら、全体としてレビューと遂行していくレビュー技法をラウンドロビンのレビューという。参加者全員がそれぞれの分担について、レビュー責任者を務めながらレビューを行うので、参加者全員の参画意欲が高まるという利点がある。

ライブマイグレーション

 あるコンピュータ上で動作している仮想マシンVM)を、その上で稼働中のソフトウェアを実行状態に置いたまま丸ごと別のコンピュータに移動すること。

 ソフトウェアを停止せずにハードウェアのメンテナンスや入れ替え、構成の変更などに柔軟に対応することができる。

 ライブマイグレーションを行なうと、ある物理コンピュータ上で動作している仮想マシン上のメモリイメージが丸ごと別のコンピュータ上の仮想マシンに移し替えられ、稼働中のOSやアプリケーションソフト、ネットワーク接続などを一切停止・切断させることなく新しいコンピュータ上で動作を継続することができる。