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【応用情報】用語集[り]

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リピータ

 ネットワーク上を流れる電流の増幅装置、あるいは整流装置。物理層において機能する。データ通信は、ネットワーク上を流れる電流の形で実現され、ケーブルが長いと電流が減衰したり、波形が乱れてデータが読み取れなくなる。これを防ぐため一定の距離ごとにリピータを設置して、電流の増幅と整流を行う必要がある。

 リピータは1対1で繋ぐものだが、現在では複数のノードを接続できるマルチポートリピータ(ハブ)が使われるのが一般的。

リポジトリ

 ソフトウェアの開発および保守におけるさまざまな情報(システムを構成するデータの所在やファイルの仕様、プログラム間の関連、各種図表やプログラムなど)を一元的に管理するためのデータベース。各工程での成果物を一元管理することにより、用語の統一化、修正作業の自動化が可能になり、開発・保守作業の効率を向上させることができる。

 なお、データの属性・意味内容など、データを管理するためのデータ定義情報をメタデータといい、メタデータを収集・登録、管理したものをデータディクショナリという。データディクショナリはデータの管理を基本とするが、リポジトリは、その対象をプログラムやシステムにまで拡大し、各開発工程での成果物をメタ情報として管理するデータベースであるといえる。

リグレッションテスト

 現在稼働している、あるいは開発途中のシステムの一部を修正したとき、その修正がほかの部分に影響して新しい誤りが発生していないかどうかを検証するテスト。回帰テスト(退行テスト)とも呼ばれる。

リスクベース認証

 ログインを必要とするシステムにおいて、ユーザのアクセスログなどから行動パターンやOS、IPアドレス、ブラウザの種類などの情報を元にして追加の質問を実施し、より確実な本人認証を行うための方式の一つ。
 追加される認証として、よく使われるのが「秘密の質問」。これはIDとパスワードとは別に、本人にしかわからない情報を利用した追加の認証のこと。

リバースブルートフォース攻撃

 不正ログインを目的とする攻撃手法で、パスワードなどを固定して、ID 部分を変えながら総当たり的にログイン認証を繰り返していく攻撃。

 「ブルートフォース攻撃(総当たり攻撃)」という攻撃も存在していますが、リバースブルートフォース攻撃はその逆に当たる手法(パスワード部分ではなく ID などの部分の変更)を用いた攻撃になる。

ゾル

 DNSに問い合わせを行うホストやソフトウェアをリゾルバという。ユーザが利用するワークステーションやパソコンはリゾルバにあたる。リゾルバは最低でも1つ以上のネームサーバーのIPアドレスを知らなければならない。通常はその組織内のネームサーバーのIPアドレスを登録する。