【応用情報】用語集[き]
共通フレーム(SLCP-JCF)
ソフトウェア開発およびその取引において、作業標準や言葉の違いによる認識のずれがトラブルに発展するケースが少なくない。共通フレームは、言葉の違いによるトラブルを防止するため、ソフトウェア、システム、サービスに係わる人々が"同じ言葉"を話すことができるよう提供された"共通の物差し(共通の枠組み)"であり、システムやソフトウェアの構想から開発、運用、保守、廃棄に至るまでのライフサイクル全般にわたって、必要な作業項目の1つひとつを包括的に規定し明確化(可視化)したガイドライン。
共通フレームでは、システム開発作業を「プロセス、アクティビティ、タスク、注記」の4階層で定義している。共通フレームをプロジェクトに適用する場合は、プロジェクトの特性や開発モデルに合わせてプロセスを組合せ、アクティビティやタスクを取捨選択して適用する。
キュー
最初に格納したデータから順に取り出されるFIFO(First In First Out:先入れ先出し)のデータ構造。データの追加を常に一方の端、取出しを他方の端で行うことによって、最も古いデータから処理できる。キューへのデータの挿入はENQ(エンキュー)、取出しはDEQ(デキュー)操作で行う。