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【応用情報】用語集[か]

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仮想記憶管理

 仮想記憶方式は、磁気ディスク装置を利用することによって、主記憶の物理的な容量よりはるかに大きな仮想アドレス空間(論理アドレス空間ともいう)を想定し、プログラムの実行時には、仮想アドレス(論理アドレス)を主記憶上の実アドレス(物理アドレス)に変換する方式。この仮想アドレスから実アドレスへのアドレス変換を動的アドレス変換(DAT:Dynamic Address Translator)といい、実際にこれを行うハードウェア装置がMMU(Memory Management Unit:メモリ管理ユニット)。

 仮想記憶を実現する方式には、大きく分けてページング方式とセグメント方式があるが、一般に仮想記憶方式というとページング方式を指す。

監査証跡

 情報システムの処理内容や処理過程(入力から出力)を追跡できる一連のしくみと記録。監査証跡により、情報システムの信頼性、安全性、効率性のコントロールが適切かつ有効に機能し、それらが確保されているかの検証ができ、監査意見を裏付ける監査証拠を得ることができる。

 たとえば、信頼性のコントロールに関係する監査証跡には、プログラム保守履歴やハードウェア障害ログ、安全性のコントロールに関係する監査証跡には、アクセスログやオペレーションなどがある。

仮数

 浮動小数点演算において、基数のべき乗へ掛ける値のこと。

数値は「(仮数)×(基数)指数」で表現される。例えば2進数で101は「0.101×23」と表されるが、このとき「0.101」が仮数にあたる。

ガベージコレクション

 コンピュータプログラムの実行環境などが備える機能の一つで、実行中のプログラムが占有していたメモリ領域のうち不要になったものを自動的に解放し、空き領域として再利用できるようにするもの。そのような処理を実行するプログラムを「ガベージコレクタ」(garbage collector)という。