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【応用情報】用語集[O]

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OLAP

 多次元データベースに蓄積・集約された多次元データを、様々な視点から対話的に分析する処理形態、あるいはその技術をOLAP(Online Analytical Processing:オンライン分析処理)という。

 OLAPは、1つの属性項目の特定の値を指定してデータを水平面で切り出すスライスや、任意の切り口で取り出したデータをより深いレベルのデータに詳細化するドリルダウン、その逆のロールアップ、さらに「時間別/地域別/製品別」、「地域別/製品別/時間別」というように立方体の面を回転させるダイスなどの機能を提供する。このようなOLAPの機能を利用することにより、ユーザは、現状分析や今後の動向などについてさまざまな分析が行える。

OP25B

 Outbound Port 25 Blocking。ネットワークの境界にあるルータなどの機器で、ネットワーク内から外部のコンピュータのTCPポート25番への通信を禁止すること。インターネットサービスプロバイダ(ISP)などが会員のパソコンからスパムメールが送信されるのをブロックするために行っている。

 25番ポートはメールの送信に使うSMTPが利用するポートで、これを塞ぐことでメールの送信ができなくなる。会員がプロバイダのメールサーバでスパムメールを送信しようとする場合は、これを個別に遮断したり会員を退会処分にしたりすることができるが、外部のメールサーバを利用されるとこうした措置を取ることができない。

 そこで、ネットワークの境界で外部のSMTPサーバへの通信を遮断することにより、会員のコンピュータが外部のメールサーバを利用してスパムメールなどを送ることを根こそぎ防ぐことができる。あくまで外部サーバへの通信を遮断するだけで自ネットワーク内にあるメールサーバへの通信は可能なため、プロバイダのメールサーバを利用した通常のメールの送受信は影響を受けない。

O2O

 Online To Offline。主にEコマースの分野で用いられる用語で、オンラインとオフラインの購買活動が連携し合うこと、または、オンラインでの活動が実店舗などでの購買に影響を及ぼすこと、などの意味。

 例としては、オンラインで商品価格や仕様を調べた上で店舗に赴き店頭で商品を購入する、オンラインで配布されるクーポンを実店舗で使用する、店頭に用意された情報源からオンラインに接続して商品やサービスの詳細情報にアクセスする、位置情報と連動させて近場の店舗の情報を発信する、といった行動を挙げることができる。