令和4年春システムアーキテクト試験を受けた感想
令和4年春のシステムアーキテクト試験を受けました。
初めて受けたのですが、受けてみた感想を書きたいと思います。
応用情報合格後、なかなか勉強のやる気が出ず勉強時間が不足してた中での受験でした。
午前Ⅱ
初見の問題が多く(感覚としては8割ぐらい)自信をもって答えられる問題がほとんどなかった。過去問をこなしていなかったからという事もあり、自己採点の結果は11/25だった。半分も取れず惨敗だった。
午後Ⅰ
応用情報の午後と似たような問題で問題分に答えがあるので、問題をよく読めば解けるなという印象。ただ、時間が90分で2問を解かないといけないため少しでも詰まってしまうと時間が足りなくなる。
午後Ⅱ
論文形式で600文字から1200文字を描く必要がある。実際に仕事で経験した事が書ければよいが、シナリオをあらかじめ用意しておかないと厳しい。ほとんど練習ができたいなかく場当たり的に書いてしまった。章立ても考えて文章を整理して書かないと合格できないなと感じた。
全体を通して
午後Ⅱはたくさんのシナリオを考えておき、制限文字で時間内に書く練習をする必要がある。午前Ⅱは過去問道場がないのが厳しいが自分で問題作成アプリを使用して隙間時間で勉強できるようにしたいなと思った。午前Ⅱ、午後Ⅰは過去問をとにかく解いていけば慣れてくると思う。
初めて受けてみて、しっかり勉強すれば合格できるのではないかと思うので来年の春の合格を目指して勉強をすすめたい。
【システムアーキテクト午前Ⅱ】ソフトウェア開発の効率向上
銀行の勘定系システムなどのような特定の分野のシステムに対して、業務知識、再利用部品、ツールなどを体系的に整備し、再利用を促進することによって、ソフトウェア開発の効率向上を図る活動や手法はどれか。
ア コンカレントエンジニアリング
イ ドメインエンジニアリング
ウ フォワードエンジニアリング
エ リバースエンジニアリング
答:イ
ドメインエンジニアリング:同業種の企業には似た業務があるので、業務システムにも共通点が多くなるはずである。そこでドメイン(業務の分野や領域)を対象に、知識を蓄積するとともに、ソフトウェアの再利用を図ることにより、ソフトウェア開発効率を高める手法。
【システムアーキテクト午前Ⅱ】KPT手法
アジャイル開発手法の一つであるスクラムを適用したソフトウェア開発プロジェクトにおいて、KPT手法を用いてレトロスペクティブを行った。KPTにおける三つの視点の組みはどれか。
ア Kaizen、Persona、Try
イ Keep、Problem、Try
ウ Knowledge、Persona、Test
エ Knowledge、Practice、Team
答:イ
KPT手法はKeep、Problem、Tryの三つの視点で振り返りを行う方法。これはシステム開発に限らず、様々な場面で用いることができる。
・Keep・・・良かったこと、維持すること、引き続き取り組むこと
・Problem・・・悪かったこと、課題、問題点
・Try・・・試すこと、Keepに対する改善案、Problemに対する解決案
【システムアーキテクト午前Ⅱ】ユースケース駆動開発
ユースケース駆動開発の利点はどれか。
ア 開発を反復するので、新しい要求やビジネス目標の変化に柔軟に対応しやすい。
イ 開発を反復するので、リスクが高い部分に対して初期段階で対処しやすく、プロジェクト全体のリスクを減らすことができる。
ウ 基本となるアーキテクチャをプロジェクトの初期に決定するので、コンポーネントを再利用しやすくなる。
エ ひとまとまりの要件を1単位として設計からテストまでを実施するので、要件ごとに開発状況が把握できる。
答:エ
ユースケースとはシステムを外部から見たとき、そこに含まれる個々の機能要件のこと。ユースケース駆動開発ではユースケース単位で設計からテストを行うため、プロジェクトが管理しやすくなり、ユースケースごとに進捗状況を把握できるなどの利点がある。
アはアジャイル開発、イはスパイラルモデル、ウはアーキテクチャ中心設計の利点。