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応用情報技術者試験合格までの道のり

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令和3年度秋期応用情報処理技術者試験に合格した。

挑戦を始めて約5年、8回目の試験でようやく合格した。

合格までの道のりを書きたいと思う。

受験したきっかけ

基本情報処理技術者に合格後、長い間資格の勉強をしてこなかった。仕事量が増えて勉強する気力が減ってきていたが、このままではいけないと思い受験を決めた。

同じような業務を続けているため、知識が幅が狭まっていると感じていて、幅広い知識を習得したかった。

また、客観的に自分の能力を測れるものが欲しかった。

プロフィール

中小システム開発会社のSE。
基本情報は取得済み。
妻、子1人の3人家族。

勉強方法

子どもが小さい(3歳)ので、子どもが起きている時は勉強できない。
子どもが寝た後の21時頃~0時の間で1時間勉強する事を習慣にした。
疲れてできないこともあったが、平均で週に5時間ぐらいは勉強した。
隙間時間で10分ぐらいの時間があれば応用情報技術者試験ドットコムの過去問道場をやった。

過去問道場があったから継続して勉強できた。

ちなみに過去問道場の解いた問題数は7,431問。段は八段までいった。

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随分と解いたなという気がするが、気の向いたときにやっていたので苦になってはいなかった。

勉強時間

本格的に勉強をし始めたのは2019年4月の試験から。

最後の半年は週平均5時間やってたので、120時間。

それより前は週平均3時間やったとして、300時間。

だいたい420時間位やったと思う。

 

受験履歴

2016年から始めたので、約5年。

4回目までに初めて午前の合格ラインを越えた。

そこから勉強する気になってきたと思う。

6回目の午後が58点で次は受かるぞと意気込んでいたて7回目の午後が53点だった時は心が折れかけた。そこから立ち直ってセキュリティやネットワークの基本を勉強したのが良かったのだと思う。

年月 回数 午前 午後 午後予想
2016/10 1      
2017/10 2      
2018/4 3      
2019/4 4 60 39  
2019/10 5 67.5 47  
2020/10 6 66.25 58 53~62
2021/4 7 67.5 53 45
2021/10 8 70 62 59~63
試験での注意点

午前、午後とも150分あって時間に余裕が出来ると思いがちだが、

実際にやってみると時間が足りない。

午前は80問なので、1問あたり2分ない時間で解かないといけない。

私がやったやり方は、過去問で解いて確実に答えられる問題を先にやり、計算問題や即答できない問題は後に回す。過去問から出る問題は感覚としては4割ぐらい。

午後は記述問題が多いので、答えに迷って考える時間が多くなるとあっという間に時間が過ぎる。

今回はセキュリティの問題に時間をかけすぎて残りは焦って解いた感じだった。時間配分を考えてやらないと焦ることになる。1問にどれぐらいの時間をかけるか事前に考えておいたほうが良い。

参考書

勉強に使った参考書は以下の通り。

応用情報技術者 合格教本[技術評論社]

応用情報技術者 午後問題の重点対策[アイテック]

この2冊を中心にやった。合格教本は試験範囲が網羅されているので3往復はしたと思う。緑本と言われている午後問題の重点対策はひたすら問題を解いた。解説が詳しく書いていて、解説を何度も読んで覚えるようにした。

・情報セキュリティの基礎知識[技術評論社]

・ネットワークの重要用語解説[技術評論社]

・マスタリングTCP/IP入門編[オーム社]

この3冊はセキュリティとネットワークの知識が浅かったので読んだ。

マスタリングTCP/IPは分厚い本だったが、分かりやすく書いてあって読みごたえがあった。

・出るとこだけ!応用情報技術者午後[翔泳社]

緑本だけやっていて受からなかったので、この参考書を買った。

よく出るジャンルを絞ったほうが良いと考えるきっかけになり、選択問題を決めるのに役立った。

合格してみての感想

いつも合格ラインぎりぎりのところで合格発表を見るのが怖かったが、受かった時の瞬間は何とも言えないうれしさだった。社会人になってから一生懸命勉強する事があまりなかったのでいい経験が出来た。一番良い効果は勉強する習慣が出来たこと。これからもいろいろな事に興味を持って勉強する気持ちを忘れずにやりたいなと思う。