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【応用情報】用語集[P]

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PPM

 Products Portfolio Management。市場の成長率を縦軸に、市場全体の売上に対する自社売上の占める割合(市場占有率:マーケットシェア)を横軸に取った4象限を設定し、これに製品や事業規模(売上規模)をプロットすることで、自社の位置(現状)を分析・評価し、経営資源配分の優先順位とそのバランスを決定するマネジメント手法。PPMでは、PPMマトリックスにプロットされた製品や事業は、問題児、花形、金のなる木、負け犬の4種類に分類できるとしている。

PPP

 Point to Point Protocol。2点間をポイントツーポイントで接続するためのデータリンクプロトコル。WANを介して2つのノードをダイヤルアップ接続するときに使用されている。PPPは、ネットワーク層とのネゴシエーションを行うNCP(ネットワーク制御プロトコル)と、リンクネゴシエーションを行うLCP(リンク制御プロトコル)から構成されていて、リンク制御やエラー処理機能をもつ。

PKI

 Public Key Infrastructure。"公開鍵基盤"とも呼ばれている公開鍵暗号方式を利用した認証および盗聴防止基盤(しくみ)のこと。公開鍵暗号を利用した証明書の作成、管理、格納、配布、破棄に必要な方式、システム、プロトコルおよびポリシの集合によって実現されている。重要なのは、PKIによって、第三者機関である認証局(CA)が、ディジタル署名を利用したディジタル証明書(公開鍵証明書ともいう)を発行し、公開鍵が正当な送信者のものであることを保証するということ。

PMO

 Project Management Office。企業などの組織内に設けられる部署で、プロジェクトマネジメントの支援や調整などを行うもの。個々のプロジェクトからは独立した組織として設置される。

PPTP

 TCP/IPネットワーク上のある機器から任意のアドレスの別の機器まで仮想的な伝送路を構築し、データを送受信するためのプロトコル(通信規約)。インターネットなど信用できない経路を通るネットワーク上で保護された抜け道(トンネル)を作り出し、VPN(仮想専用ネットワーク)を構築するのに用いられる。

POP

 Post Office Protocol。インターネットなどのTCP/IPネットワークで標準的に用いられる、電子メール(eメール)を受信するための通信規約(プロトコル)の一つ。
 利用者が自分宛ての電子メールを保管しているメールサーバにアクセスし、新しいメールが届いているか調べたり、手元のメールソフトなどにメールを受け取るための通信方法を定めている。

 POPを利用する場合は原則として届いたメールはすべてクライアント(メールソフト)側にダウンロードしてサーバからは削除し、メールソフト上で未既読の管理やフォルダなどによる分類を行う。この方式はネットに接続されていなくてもすべての受信メールを見ることができ、サーバのメール保管容量も少なくて済むが、複数の端末で同じメールアドレスを利用したい場合には向いていない。そのような場合はサーバ上で既読管理や分類などを行うことができるIMAP4を使ったり、Webメールシステムを使うことが多い。

ping

 Packet INternet Groper。インターネットなどのTCP/IPネットワークで、ネットワーク上で特定のIPアドレスを持つ機器から応答があるかを調べるためのプログラム。多くのシステムで標準的に用意されている。
 調べたい相手のIPアドレスやホスト名を指定すると、ICMP(Internet Control Message Protocol)というプロトコル(通信規約)を用いて応答要請(ICMPエコーリクエスト)を送信し、相手方から応答(ICMPエコーリプライ)があるかどうか、送信開始から受信完了までの所要時間(RTT:Round Trip Time)などを調査する。