日々学習〜人の役に立てるITエンジニアを目指して〜

ITエンジニアが日々学んだ事を書き記します

【応用情報】用語集[か]

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仮想記憶管理

 仮想記憶方式は、磁気ディスク装置を利用することによって、主記憶の物理的な容量よりはるかに大きな仮想アドレス空間(論理アドレス空間ともいう)を想定し、プログラムの実行時には、仮想アドレス(論理アドレス)を主記憶上の実アドレス(物理アドレス)に変換する方式。この仮想アドレスから実アドレスへのアドレス変換を動的アドレス変換(DAT:Dynamic Address Translator)といい、実際にこれを行うハードウェア装置がMMU(Memory Management Unit:メモリ管理ユニット)。

 仮想記憶を実現する方式には、大きく分けてページング方式とセグメント方式があるが、一般に仮想記憶方式というとページング方式を指す。

監査証跡

 情報システムの処理内容や処理過程(入力から出力)を追跡できる一連のしくみと記録。監査証跡により、情報システムの信頼性、安全性、効率性のコントロールが適切かつ有効に機能し、それらが確保されているかの検証ができ、監査意見を裏付ける監査証拠を得ることができる。

 たとえば、信頼性のコントロールに関係する監査証跡には、プログラム保守履歴やハードウェア障害ログ、安全性のコントロールに関係する監査証跡には、アクセスログやオペレーションなどがある。

仮数

 浮動小数点演算において、基数のべき乗へ掛ける値のこと。

数値は「(仮数)×(基数)指数」で表現される。例えば2進数で101は「0.101×23」と表されるが、このとき「0.101」が仮数にあたる。

ガベージコレクション

 コンピュータプログラムの実行環境などが備える機能の一つで、実行中のプログラムが占有していたメモリ領域のうち不要になったものを自動的に解放し、空き領域として再利用できるようにするもの。そのような処理を実行するプログラムを「ガベージコレクタ」(garbage collector)という。

【応用情報】用語集[き]

共通フレーム(SLCP-JCF)

 ソフトウェア開発およびその取引において、作業標準や言葉の違いによる認識のずれがトラブルに発展するケースが少なくない。共通フレームは、言葉の違いによるトラブルを防止するため、ソフトウェア、システム、サービスに係わる人々が"同じ言葉"を話すことができるよう提供された"共通の物差し(共通の枠組み)"であり、システムやソフトウェアの構想から開発、運用、保守、廃棄に至るまでのライフサイクル全般にわたって、必要な作業項目の1つひとつを包括的に規定し明確化(可視化)したガイドライン

 共通フレームでは、システム開発作業を「プロセス、アクティビティ、タスク、注記」の4階層で定義している。共通フレームをプロジェクトに適用する場合は、プロジェクトの特性や開発モデルに合わせてプロセスを組合せ、アクティビティやタスクを取捨選択して適用する。

キュー

 最初に格納したデータから順に取り出されるFIFO(First In First Out:先入れ先出し)のデータ構造。データの追加を常に一方の端、取出しを他方の端で行うことによって、最も古いデータから処理できる。キューへのデータの挿入はENQ(エンキュー)、取出しはDEQ(デキュー)操作で行う。

【応用情報】用語集[そ]

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損益分岐点

 営業利益がゼロの(利益も損益も生じない)点のことで、このときの売上高のことを損益分岐点売上高という。売上高線と総費用線の交点が損益分岐点なので、損益分岐点売上高は、固定費と変動費の和に等しくなる。

[計算式]

損益分岐点 = 固定費 ÷ {1 -(変動費 ÷ 売上高)}

ソフトウェアライフサイクル

 情報システムは、ある日突然に開発が始められるのではなく、ある計画のもとに開発される。そして、開発された情報システムは、ユーザにサービスを提供しつつ、利用状況の変化や外界の変化に対応するために保守を受ける。しかし、保守を行っても適応できなくなると、その情報システムは廃棄され、新たな情報システムの計画へとつながっていくことになる。こうした「計画(Plan)」・「開発(Do)」・「運用・保守(See)」という3つのフェーズをソフトウェアライフサイクル(SLC)という。

ソーシャルエンジニアリング

 コンピュータシステムにアクセスするために必要な情報(パスワードなど)やその手がかりを、それを知る本人や周辺者への接触や接近を通じて盗み取る手法の総称。コンピュータウイルスや通信の盗聴のような情報システムに直接介入する攻撃手法を用いず、物理的に本人の周辺に近づいて、人間の行動や心理に生じる隙を利用して重要な情報を得る手法を指す。

【令和2年秋】応用情報技術者試験の結果

令和2年秋の応用情報技術者試験の結果が発表された。

結果は午後58点で2点足りず不合格・・・

ギリギリ受かるかもと思っていたので、ショックは大きい。

しかし、ここで諦めるわけにはいかない。春の試験が待っている。

この悔しさを忘れずに春まで勉強を続けたい。

 

過去3回の結果を並べてみた。

午後の点数は順調に伸びているが、午前の点数は60点台中盤で頭打ち・・・

午前、午後とも7割を目指していきたい。

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応用情報技術者試験結果履歴

 

 

 

 

【令和2年秋】応用情報技術者試験の自己採点の結果(午後の採点予想)

令和2年秋の応用情報技術者試験の合格発表が迫ってきたが、

午後問題を振り返ってみようと思う。

 

問1(情報セキュリティ)

設問1 a オ:秘密 b イ:権限
設問2 (1) 利用許可の登録がされた可搬型記憶媒体のみPCにマウントする。
(2) ア:あらかじめ指定された上司に通知し、上司の承認後に送信する。
(3) ホワイトリストへの追加を申請する機能
設問3 (1) ディジタルフォレンジック
(2) 利用者認証
(3) 不正行為を行った個人の特定が可能であることが認識されるから

[感想]

デジタルフォレンジックスは全く出てこなかった。

IPAに公開されているシラバスには載っていたので試験前に確認しておけばよかった。

[予想配点]

4~9点

 

問2(経営戦略)

設問1 顧客からの企画提案力の評価が低下するリスク
設問2 (1) ウ:マクロ (2) ウ:バリューチェーン分析 (3) イ:一時的な変化だから
(4) テレワークの勤務制度
設問3 (1) ブランド価値向上による人材確保
(2) AIが、従業員間の交流状況を分析・学習し、高パフォーマンスを引き出すように助言
(3) 労務管理

[感想]

バリューチェーン分析は午前問題でもよく出てたので正解したかった。

全体的に苦手な問題だった。

[予想配点]

8~10点

 

問6(データベース)

設問1 a b 施設ID(下部破線)
設問2 c NOT EXISTS
d HAVING COUNT(*)
設問3 (1) e 部屋ID f 宿泊日
(2) g 一意性制約△一意制約
(3) h MIN(t2.予約ID)
i t1.部屋ID = t2.部屋ID
j jt1.宿泊日 = t2.宿泊日

[感想]

得意分野ではあったのに、施設IDを間違えたのは痛かった。

一意性制約を一意制約と書いたが、部分点が付いてくれるとありがたい。

[予想配点]

16~18点

 

問9(プロジェクトマネジメント)

設問1 (1) a 原因工程 b 基本設計
設問2 (1)
(2) 6月30日以降でリベートサブシステムを使用するタイミングが12月1日だから
(3) c 116 e 95
設問3 開発中のサブシステムと現行業務で算出した金額が一致すること
設問4 作業対象の障害件数と、障害1件当たりの作業工数

[感想]

日数の計算は残り時間が少なく焦りもあって2問とも不正解だった。

[予想配点]

10点

 

問11(システム監査)

設問1 K氏が販売システムの開発に直接従事していない
設問2 a 管理部長の承認
b 登録権限がない
c 受注入力権限がない
設問3 営業部に監査を周知し、業務に影響を与えないよう配慮する
設問4
設問5 出荷完了データ

[感想]

比較的理解しやすい問題だった。

出荷完了データはよく考えればできた問題。

[予想配点]

15点

 

【予想配点(合計)】

53~62点

 

甘く採点してようやく合格ライン・・・

現実としては50点台で不合格か。

ショックを受けずに勉強を継続したい。

 

【応用情報】用語集[P]

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PPM

 Products Portfolio Management。市場の成長率を縦軸に、市場全体の売上に対する自社売上の占める割合(市場占有率:マーケットシェア)を横軸に取った4象限を設定し、これに製品や事業規模(売上規模)をプロットすることで、自社の位置(現状)を分析・評価し、経営資源配分の優先順位とそのバランスを決定するマネジメント手法。PPMでは、PPMマトリックスにプロットされた製品や事業は、問題児、花形、金のなる木、負け犬の4種類に分類できるとしている。

PPP

 Point to Point Protocol。2点間をポイントツーポイントで接続するためのデータリンクプロトコル。WANを介して2つのノードをダイヤルアップ接続するときに使用されている。PPPは、ネットワーク層とのネゴシエーションを行うNCP(ネットワーク制御プロトコル)と、リンクネゴシエーションを行うLCP(リンク制御プロトコル)から構成されていて、リンク制御やエラー処理機能をもつ。

PKI

 Public Key Infrastructure。"公開鍵基盤"とも呼ばれている公開鍵暗号方式を利用した認証および盗聴防止基盤(しくみ)のこと。公開鍵暗号を利用した証明書の作成、管理、格納、配布、破棄に必要な方式、システム、プロトコルおよびポリシの集合によって実現されている。重要なのは、PKIによって、第三者機関である認証局(CA)が、ディジタル署名を利用したディジタル証明書(公開鍵証明書ともいう)を発行し、公開鍵が正当な送信者のものであることを保証するということ。

PMO

 Project Management Office。企業などの組織内に設けられる部署で、プロジェクトマネジメントの支援や調整などを行うもの。個々のプロジェクトからは独立した組織として設置される。

PPTP

 TCP/IPネットワーク上のある機器から任意のアドレスの別の機器まで仮想的な伝送路を構築し、データを送受信するためのプロトコル(通信規約)。インターネットなど信用できない経路を通るネットワーク上で保護された抜け道(トンネル)を作り出し、VPN(仮想専用ネットワーク)を構築するのに用いられる。

POP

 Post Office Protocol。インターネットなどのTCP/IPネットワークで標準的に用いられる、電子メール(eメール)を受信するための通信規約(プロトコル)の一つ。
 利用者が自分宛ての電子メールを保管しているメールサーバにアクセスし、新しいメールが届いているか調べたり、手元のメールソフトなどにメールを受け取るための通信方法を定めている。

 POPを利用する場合は原則として届いたメールはすべてクライアント(メールソフト)側にダウンロードしてサーバからは削除し、メールソフト上で未既読の管理やフォルダなどによる分類を行う。この方式はネットに接続されていなくてもすべての受信メールを見ることができ、サーバのメール保管容量も少なくて済むが、複数の端末で同じメールアドレスを利用したい場合には向いていない。そのような場合はサーバ上で既読管理や分類などを行うことができるIMAP4を使ったり、Webメールシステムを使うことが多い。

ping

 Packet INternet Groper。インターネットなどのTCP/IPネットワークで、ネットワーク上で特定のIPアドレスを持つ機器から応答があるかを調べるためのプログラム。多くのシステムで標準的に用意されている。
 調べたい相手のIPアドレスやホスト名を指定すると、ICMP(Internet Control Message Protocol)というプロトコル(通信規約)を用いて応答要請(ICMPエコーリクエスト)を送信し、相手方から応答(ICMPエコーリプライ)があるかどうか、送信開始から受信完了までの所要時間(RTT:Round Trip Time)などを調査する。

【応用情報】用語集[B]

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BPR

 Buisiness Process Reengineering。既存の組織やビジネスルールを抜本的に見直して、業務内容や業務プロセス、また組織構造や情報システムを再設計・再構築すること。BPRによって、業務の品質向上や効率化・スピード化を図り、収益率や顧客満足度を向上するといった経営目標の達成を目指す。なお、BPRのことを単にリエンジニアリングという場合もある。

BPM

 Business Process Management。業務プロセスにPDCAマネジメントサイクルを適応し、継続的なBPRを遂行しようという考え方。具体的には「業務プロセス分析・設計→業務プロセス構築→モニタリング・評価→改善・再構築」といった一連の業務改善サイクルを継続的に行う。

BPO

 Business Process Outsourcing。社内業務のうちコアビジネス以外の業務の一部または全部を、情報システムと合わせて外部の専門業者に委託(アウトソーシング)することで、経営資源をコアビジネスに集中させることをいう。

BCP

 Business Continuity Plan。「業務継続計画」と呼ばれ、自然災害、大火災、テロ攻撃などの予期できない緊急事態の発生時に、ビジネスを素早く再開・継続するための方法や手段を決めておく計画のこと。

BI

 Business Intelligence。企業の情報システムなどで蓄積される膨大な業務データを、利用者が自らの必要に応じて分析・加工し、業務や経営の意思決定に活用する手法。そのためのソフトウェアや情報システムをBIツールあるいはBIシステムという。