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【応用情報】用語集[V]

VLIW

 Very Long Instruction Word。プログラムをコンパイルする際にあらかじめ依存関係のない複数の命令を並べて1つの複合命令とし、同時に実行させる手法。同時実行する命令の数を一定させるために、命令数が規定に満たない場合はダミーの命令(NOP命令)が挿入される。これにより、パイプラインの乱れを抑制し、CPUの処理能力を向上させる。

 スーパスカラ方式では、どの命令どうしであれば同時に実行しても差し支えないか、どの順番で命令を実行すればハザードが起こる確率が低いかなどを実行時に判断する。

 これに対して、VLIW方式を採用したCPUでは、あらかじめ依存関係がチェックされ、複合命令化されているので、実行時にはこうした判断を行う必要がある。結果として、CPUのオーバヘッドが減り、高速化が可能となる一方、コンパイラの設計は難しくなる。

VLAN

 Virtual LAN:仮想LAN。スイッチ(レイヤ2スイッチ、レイヤ3スイッチ)を利用して、物理的な接続形態とは独立に、仮想的なLANグループを構成する仕組み、あるいはそのように構成されたLANのこと。VLANによって、複雑な形態のネットワークを容易に構築したり、サブネット構成の変更にも柔軟に対応できる。